海外植林の進め方

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1. 適地を探す2. 人を送る
まず、その国が長期に渡って政治・経済が安定していること、地域住民の理解と協力が得られること、港からあまり遠くない地域(日本への輸送を考慮)であることを前提として、適地の選定が行われます。通常、牧草地・草地・潅木地・荒廃地などが対象となります。


産業植林は様々な人の力を必要とします。現地政府や地域住民との交渉・折衝役はもちろんですが、技術面でのハードルをクリアするための人材を欠かすことはできません。熱意ある技術者が海外に派遣されています。樹種の選定から始まり、育苗・育林、火災・病虫害への対応など、様々な技術的課題を現地のスタッフと協力しながら解決して行きます。
3. 木を植える4. 管理する
植林樹種は、ユーカリやアカシアなどの早生樹から地域の気候、土壌にあったものが選ばれます。育苗を経て植林が始められますが、植林作業の方法は国、地域によって様々で、オーストラリアやニュージーランドでは大型機材を使い地拵え(植付けの準備)が行われます。その他の地域では、地元農民による人力作業が中心となります。植付けから収穫までは、成長の早い樹種でも7〜10年かかります。その間、自然災害や病虫害から植林木を護るために様々な施業が森林で行われます。そして収穫後は、再び計画的に苗木が植えられ、管理された森林から長期的に安定した原料供給を目指します。



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©Japan Overseas Plantation Center for Pulpwood