事業・調査紹介

産業植林関連事業

2000/11/18

【産業植林適地の発掘調査】
ニカラグア共和国(2000年度)

目次

ニカラグア共和国地図
はじめに
報告書要旨

  1. 調査の目的と概要
    1. 調査の目的
    2. 調査団員の構成
    3. 調査日程
    4. 面談者リスト
  2. 一般情勢
  3. 自然的、社会経済的条件
    1. 自然的条件
    2. 社会経済的条件
    3. 日本・ニカラグア関係
  4. 林業政策と関連法令
    1. 林業・林産業の促進に関する法整備の動向
    2. 植林振興に関するプロジェクト活動
  5. 林業行政機関および植林事業推進機関
    1. 林業行政機関
    2. 植林事業実行の推進機関
  6. 植林事業の現状
    1. 天然林
    2. 人工林
    3. 人工林の成長状況
  7. 植林投資環境
    1. 外資政策
    2. 外資委員会
  8. 林産工業と木材貿易
    1. 木材生産および林産工業
    2. 林産品貿易
  9. 植林適地の現状
    1. チナンデガ県とレオン県の地勢、土壌および気候
    2. 林業適地の考察
    3. 土地利用の状況
    4. 土地所有の状況
  10. 植林技術の現状
    1. ユーカリの植林技術
    2. 労働力の現状
    3. 植林コスト
  11. インフラストラクチャー
    1. 道路事情
    2. 港湾事情
  12. Appendix
    1. チナンデガ県の自然環境
    2. レオン県の自然環境
    3. チナンデガ県の林業適地
    4. レオン県の林業適地

参考文献
写真

要約

調査の目的と概要
ニカラグア共和国の森林は、かつて国土面積の60%を占めていたが、農牧地への開拓、優良天然木の伐採、内戦の影響により1994年のFAOの推計によれば25%にまで減少したと言われている。森林の回復は防災、森林資源の持続的利用の観点から同国の重要な課題の一つである。植林事業がなかなか進展しないこともあり、2000年春来日したアレマン大統領は(社)海外産業植林センターに植林事業についての協力を依頼された。
事前に入手した資料を検討の上、太平洋岸のチナンデガ、レオンの両県を「海外植林適地の発掘調査事業」の対象地として、産業植林事業実行のための自然条件、社会条件などについての基礎的資料を収集する目的で2000年11月4〜14日にわたり現地において調査を実施した。

ニカラグア共和国の概要
ニカラグアは中央アメリカのホンジュラスとコスタリカの間に位置する国土面積13百万ha(日本の34%)の共和国で、人口は4.9百万人、主要言語はスペイン語、首都はマナグアである。
農業国であるが主要な産業がないため一人当たりGDPは485 US$と中南米の中で最も低く、失業率は10.7%、貿易収支はマイナス1,139.4百万US$である。

自然的、社会経済的条件
国土の北西部から南東に位置するニカラグア湖に向かい中央山脈が南下し、さらに太平洋岸に沿って火山が南北に連なるマリビオス山脈がある。平原はこの火山山脈の裾野周辺に広がる。カリブ海側は広大な低地となっており、天然林の多くはこの地域に分布している。
気温は一年中を通して高温である。地方別に見ると、カリブ海側の低地は高温で雨量も多く、高温多湿な熱帯降雨林性気候である。北部山岳地帯は、標高が高いことにより温暖な気温であり、降雨量は少なくなる。太平洋側は平原において高温であり、降雨量も山岳地帯より多い。チナンデガの雨量は年間2,000 mmに近いが、月によってかなり変化している。とくに11月から4月までの間はほぼ無降雨状態である。
ニカラグアは1821年の独立までスペイン帝国の一部であった。その後一時期メキシコ帝国に併合されたが1838年共和国としてニカラグアは完全に独立した。しかし、独立以降も政情が安定せず米国の軍事介入や内戦が繰り返されたが1990年の総選挙で革命政府は敗北し以降民主主義制度と自由経済国家への道を模索している。
革命政権時の全般にわたる経済停滞期の後、最近のニカラグア経済は力強い成長を示しており、過去5年間の平均経済成長率は5.1 %である。同国は経済の工業化が進展していないため、基本的には農業立国である。主な輸出産品としては、コーヒー、砂糖、ゴマ、肉類、貝類およびバナナが挙げられるが、工業製品のほとんどは、輸入に頼らざるを得ないため、貿易収支は赤字である。

林業政策と関連法令
1992年にニカラグア熱帯林行動計画(PAF-NIC)が策定された。これを受けて1993年に暫定的に制定した森林令に基づき林業行政を行っているが、現在新しく森林法の法案を作成し国会に上程しているところである。 現行の法令は、主として天然林の開発規制や保護などを目的としているが、新しい森林法は、森林資源が急減してきた状況を背景として、植林と林産業を促進させる諸方策を盛り込む方針である。
これまでは林地と、その上に成育している森林との所有権が明確ではなかったが、今後は土地の所有者はその森林の所有者であることを明確にし、全国森林台帳に登録され、森林法令に従い持続的な経営を行う責任を持つよう規定される。
一方、植林振興に関する実行面での施策としては、農牧林業省(MAGFOR)が世界銀行やFAOの支援を受けて、中小規模の土地所有者を対象とした事業を10年ほど前から行ってきている。

林業行政機関および植林事業推進機関
林業行政全般については、農牧林業省の農牧林業政策局と国立林業研究所、および環境天然資源省の森林局が担当している。また国有林の管理については、商工業振興省の国有林管理局が担当している。
植林事業実行の推進機関としては国連食糧農業機関 (FAO)の「プロカシータプロジェクト」が地道な活動を続けている。またコーヒー、トウモロコシ、綿花、牧畜の生産者の組合長が集まって、民間の農牧畜生産活動を強化・発展し、国の経済開発に貢献することを使命として設立されたニカラグア農牧生産者連合会 (UPANIC)は、特にレオン、チナンデガ地域について海外からの投資による農牧林業の開発に積極的に協力していく姿勢を示している。

森林
天然林はカリブ海側の低地の熱帯降雨林、中部地方の高木の半常緑樹林、北中部地方の中木の落葉広葉樹林およびマツ林、太平洋側山麓地帯の中木の落葉広葉樹林に分けられる。
森林面積についてFAOの調査によれば、1961年の6,650千haから91年の3,270千haへと半減したと見られており、1994年の調査では国土の約25%の3,200千haと推計されている。
ニカラグアにおける植林は、1962年にカリブ海側の北部地方においてカリビアマツを約300千ha造成するプロジェクトから始まった。全国的に植林が進み出したのは17年前頃からであり、中でも太平洋側地方での植林は二つの製糖工場によるユーカリ植林と、レオン県において89年から始まった農牧林業省とFAOによる農家参画の植林が本格的な事業である。
農牧林業省の調べによれば、この他の実行も含めて1999年までに公的機関のプロジェクトで約46.6千ha、民間の植林が約13.4千ha、合わせて約60.0千haの面積が植林されている。植栽されてきた樹種については、カリブ海側北部地方のカリビアマツ、北中央部山岳地方ヌエバセゴビア県のオオカルパマツと太平洋側地方でのユーカリが特徴的である。
植林の歴史が浅いことから、樹種毎の予定伐期までの成長記録は少ない。農牧林業省の調査によれば若齢林ながらユーカリの成長が他の導入樹種に比べて優っている。中でもEucalyptus camaldulensis、E. deglupta、E. urophyllaなどが太平洋側地方のレオン、チナンデガ県において上長成長で年に2〜3 m、年平均成長量が15〜30 m3/haを期待できる地区があることをうかがわせる。
チナンデガ県にあるサン アントニオ製糖工場(ISA)における燃料材としての、E. camaldulensisの植林では2000年に初めての収穫を行い、その結果からは7年生で年平均成長量は約17.7 m3/haと推定される。  伊藤忠商事とエルサルバドル法人によるE. camaldulensis、E. tereticornis、E. urophylla他の植林試験では、2年4か月を経過したところであるが、ほとんどの試験区で胸高直径は8 cm、樹高は11 m以上を得ておりすこぶる良好な成長である。

植林投資環境
外資法では、海外からの投資保護に関して(1)投資実施後、3年を経過すれば、投資額より累積損失を差引いた金額を自由に還流できる、(2)投資により生み出された配当金は、自由に海外送金可能、(3)公共設備および社会利益のために土地が収用される場合には、迅速、適切かつ効果的な補償がなされる、と規定している。
海外からの投資の窓口としては外資委員会が設置され、外国投資の登録受け付けおよび投資の監督、当該外国投資に関する調査、適合性の審査などに当たっている。

林産工業と木材貿易
年間約4,000千m3の木材生産量のうち90%以上は燃料材で、年々その量は増加しており内戦終結後も燃料革命が進まず、天然林が乱伐され続けていることが想像される。
一方産業用材は主に製材に利用され、従来広葉樹が多く利用されていたが、近年オオカルパマツなどの針葉樹が広葉樹を上回るようになってきた。これらの樹種のうち、針葉樹は軽量建築材、成形材、家具、木工一般、広葉樹は扉、窓枠などの内装材、木工一般、家具などに利用されている。
林産工業のなかで特筆に値するユニークな事業を行なっているのはサンアントニオ製糖工場で、副産物であるバガスおよびユーカリの木材チップを燃料としたバイオマス発電を行なっており、同社バイオマス発電から得られる電力は、化石燃料から得られるものよりも低コストであると言われており、今後の展開が期待される。
紙およびパルプの生産は記録されておらず、国内需要のすべてを米国などからの輸入に頼っており、国民一人当たりの年間紙・板紙消費量は3.1 kgと日本の約1.3 %で中南米の中でもハイチに次いで低い値となっている。 林産品貿易においては輸出量の大半を製材品が占め、ホンジュラス、エルサルバドル、キューバなどの近隣諸国へ出荷している。一方の輸入は合板、パーティクルボード等の木質系ボードが半数以上を占めている。

植林適地の現状
チナンデガ県は太平洋沿岸地方の中で最も北西部に位置して面積は482千 haであり、レオン県はチナンデガ県の南東に続いて面積は545千 haである。両県は中央に火山山脈を有し、その山麓から平野となる土地が大部分を占めている。海岸に沿った低地には湿地が多く介在する。
土壌は、山麓から平野部にかけて全般的に火山灰性土壌で、山麓では未熟な黒ボク土、平野部では腐食した黒ボク土である。場所によって火山砂や礫の粒子および堆積の厚さに変化があり、耕作や植林作業に難易が予想される。排水性は低地に近いところ以外は全般的に良好である。反面、豪雨等による表土浸食が生じ易い地区も抱えている。
この地方の平野部の気候は、亜熱帯湿潤性ないし亜熱帯乾燥林性気候であり、月平均気温は25〜29℃と年間を通して高温である。年間降雨量は 1,200〜2,000 mmで、マリビオス火山山脈の北側と東側で内陸に入るに従い雨量は少なくなり、降雨量は月によって特徴的に変化し、とくに11月から4月までの5ヵ月間はほとんど降雨が無い。さらに7月から8月にかけて降雨が一時的に少なくなる時期がある。 産業植林の適地を考えるに当たっては、農業、牧畜業の適地としている地区において探す必要がある。これらの土地は農地開拓の当時は綿花の栽培が盛んに行われたが、世界的な需要の減少に伴い広大な農地が耕作されなくなり、その後最近になって道路沿いの土地からピーナッツやゴマなどの輸出向け作物が栽培されはじめている。しかし植林による林業との収益性の比較では大きな差がなく、土地所有者は植林への関心を高めている。
地勢、土壌および気候から判断すると、排水性の良い山麓の緩傾斜地が有利と考えられる。 土地利用の現況調査は正確には行われていない。両県とも地形が緩やかな平野部が多いことから、農地、放牧地としての利用がおおよそ全体の60%を占めているとみられているが、その農地の中でもおおよそ40%は休閑地であろうとの見方もある。
現在は、天然林が国有地となっている以外、国土のほとんどが私有地である。土地所有者は一般に大・中・小農家に分けられる。土地所有規模別農家軒数では75 ha以下の小規模農家が圧倒的に多く、全体の約90%を占めている。

環境への影響
ニカラグアは直接的な規制システムを採用し、環境に関する法律や基準を制定してその執行を様々な政府機関や司法システムに委ねてきた。しかしながらこれまでニカラグアが実践して来た農産物輸出は単一栽培に頼ったモノカルチャーが主体であったため、同国の重要な農業地帯の疲弊と荒廃をもたらした。
太平洋側地方の肥沃な土地は、農薬の過剰使用による土壌の結晶化、汚染、浸出を引き起こし、水脈に被害を与えている。その結果、風化や水による浸食、水源汚染、病気の蔓延をもたらしている。北部および中部では、深刻な森林破壊が進み、浸食作用のみならず、土地の生産性減退やそれに伴う貧困の増加が発生している。
一方、カリブ海側地方では、太平洋側地方、中北部地方の資源枯渇に起因する農業境界線の前進や、森林火災、森林破壊、地域資源、環境の不適切な管理による長期的な生産性の低下を招いている。

インフラストラクチャー
ニカラグアの道路事情は、最近改善されてきている。首都郊外には片側3車線の道路があり、洪水などで壊れた道路の修繕・橋の改修が外国からの資金援助等により進められている。パンアメリカン ハイウエーや主要な国道は、幅12 m以上の舗装道路である。鉄道はかつてあったが、内紛により分断されるなどして、現在は使用できる状態ではない。
太平洋側には小さな港を含めて6港あるが、水深が10m以上の港はコリント港(Puerto Corinto)だけである。コリント港はチナンデガ、レオン地区に近く、ホンジュラスとエルサルバドルの国境にも近い中央アメリカで唯一の自然湾である。入港船の高さ制限はなく、パイロット、タグボートは24時間利用でき、年間365日入港可能である。労働組合もなくストライキがないため、荷役作業は24時間、365日行われる。
木材チップなどのバラ積み貨物船は専用岸壁で荷役が行われる。ここは一般貨物船と共有の岸壁である。その岸壁はここのメイン岸壁(長さ610 m)の一部で、長さ370 m、水深は満潮時で14.85 m、干潮時で11.85 mであり、干満差3 mである(東京湾2 m)。エプロンは約48千m2ある。チャネル幅は366 mあり開港以来ここに着岸した最大の船は、最大載貨重量30千tである。

Summary

Objectives and Outline
The forest area once occupied 60% of the total land area in the Republic of Nicaragua. According to FAO statistics in 1994, the forest area decreased to 25% because of exploitation for agriculture-livestock , cutting of fine trees from natural forests and the effects of the civil war. Restoration of the forest is one of the most important subjects in Nicaragua in terms of disaster prevention and the sustainable use of forest resources. The cooperation in the plantation project was requested to Japan Overseas Plantation Center for Pulpwood (JOPP) by President Aleman in May 2000, during his visit to Japan, because the plantation projects in Nicaragua had some difficulties to progress.
Chinandega and Leon provinces were selected as target areas for the survey titled "The Site Locations for Potential Commercial Tree Plantation for Pulpwood Project" upon examination of obtained materials in advance. The field survey was carried out from 4 to 14 November 2000 for the purpose of collecting basic materials on natural and social environment essential to the enforcement of the commercial tree plantation project.

Republic of Nicaragua - General Information
The Republic of Nicaragua is located between Honduras and Costa Rica in Central America, and its capital is Managua. Nicaragua has 13 million ha of land area and 4.9 million of population, and Spanish is used as the main language.
Nicaragua is an agricultural country. Its GDP is 485 $US per capita, the lowest in Central America, and the unemployment rate and the trade balance mark 10.7% and -1,139.4 million $US respectively, because of the lack of key industries.

Natural, Social and Economic Environment
The central mountain range runs from northwest towards Lake Nicaragua in the southeast part of the country. The Maribios volcanic mountain range runs along the Pacific coast and plains spread at the foot of the volcanoes. The lowland spreads widely in the Caribbean coast area, where most natural forests exist.
Air temperature remains high through the year. Regionally, it is hot and wet in lowland in the Caribbean coast, and it is temperate and less wet at high altitudes in northern mountainous area. On the Pacific coast, temperature is higher, and precipitation is more in the plains than in the mountainous area. There is about 2,000mm/year precipitation in Chinandega, but precipitation patterns vary drastically each month. There is almost no precipitation from November to April.
Nicaragua was a part of the Spanish Empire before independence in 1821. Afterward, Nicaragua was once annexed by Mexico, then became independent completely as a republic in 1838. After independence, the political situation has been unstable. The military intervention of the United States and civil war occurred repeatedly. The revolutionary government was defeated by the general election on 1990, and now Nicaragua is groping for the way to democracy and free economy.
Nicaragua's economy is growing rapidly these days and the mean economic growth rate for the last 5 years marked 5.1%. Nicaragua is an agricultural country because industrialization has not progressed. The main exports are coffee, sugar, sesame, meat, shellfish and bananas. However, for almost all the industrial products, Nicaragua depends on imports which causes a trade deficit.

Policy on Forestry and Related Laws and Ordinances
"Plan de Accion Forestal de Nicaragua (PAF-NIC)" was enacted in 1992. Forestry is now administered by the forest law established provisionally under the PAF-NIC and a bill of the new forest law is introduced before Congress.
The existing forest law intends to regulate exploitation and to preserve the country's natural forests. The new law further mentions plans to promote plantation and forest product industry against a background of rapid decrease in the forest resources.
Up to now, the possession of forest land and relative stumpage is not clear. The new forest law states that proprietors of the forest land are also proprietors of the forest, and the proprietors are responsible for the sustainable management of their own forests.
The Ministry of Agriculture and Forestry (MAGFOR), supported by World Bank and FAO, has executed projects to encourage the plantation intended for the smaller land proprietors for about 10 years.

Forestry Administrative Organizations and Plantation Promote organizations
General Direction of Politics of Agricultural and Forestry Sector in MAGFOR, National Institute of Forestry (INAFOR) and Direction of General Forest in the Ministry of Environment and Natural Resources (MARENA) take charge of total administration of forestry, and the Administration of National Forest in the Ministry of Promotion of Industry and Commerce (MIFIC) manages national forests. "Proyecto Procasitas" by FAO steadily continues activities as an organization to promote plantation. The Union of Agricultural Producers of Nicaragua (UPANIC) which is associated with the leaders of stockbreeder union and farmer unions of coffee, maize and cotton, was established to contribute to national economic development by progressing and intensifying the private agricultural production activities. UPANIC takes the positive attitude towards the cooperation of agricultural and forestry development by the introduction of foreign capital in the Leon and Chinandega areas.

The Present State of Forestry
Natural forests are classified into tropical rain forests in the Caribbean coastal lowland, semi-evergreen forests in the central region, deciduous broad-leaved and pine forests in the northern central region and deciduous broad-leaved forests in the mountainous region on the Pacific coast. According to FAO statistics, the forest area of Nicaragua was 6,650 thousands ha in 1961, then decreased to 3,279 thousands ha in 1991. In 1994, it is estimated at 3,200 thousands ha which is 25% of the total land area. The plantations in Nicaragua began with a project of 300 thousand ha plantation of Pinus caribaea in 1962. Plantations have been carried out all over the country about 17 years before. A Eucalyptus plantation by two sugar manufacturing companies in the Pacific coast and a plantation by MAGFOR and FAO with farmer-participation in Leon province from 1989 are the most representative projects. Before 1999, 60 thousands ha had been afforested by MAGFOR's investigations (46.6 thousands ha by official agencies and 13.4 thousands ha by the private sector). The main planted species are Pinus caribaea in the northern Caribbean coast area, Pinus oocarpa in the northern central mountainous area, and Eucalyptus in the Pacific coast area.
There is little information on tree growth by species because it has not been such a long time since the plantation started in Nicaragua. MAGFOR reported that the growth of Eucalyptus is better and faster than other introduced species. Especially, Eucalyptus camaldulensis, E. deglupta, and E. urophylla are the prime species and there are some areas in Leon and Chinandega where 2-3m/year of height growth and 15-30m3/ha/year of mean annual increment (MAI) can be expected. Calculated from the first yield in 2000 of E. camaldulensis plantation of Ingenio San Antonio (ISA) in Chinandega, MAI is 17.7m3/ha/year. In the experimental plantation of Itochu and El Salvadorian capital (E. camaldulensis, E. tereticornis and E. urophylla; age of 2 years and 4 months), DBH and tree height are more than 8cm and 11m, respectively.

Investment Environment on Plantations
The foreign capital law provides the following items to protect overseas investment: (1) The amount of money deducted by cumulative losses from the initial investment is freely to be paid back three years after the investment.
(2) There are no restrictions on overseas remittance of the dividends on the investment. (3) In case of land expropriation for the public facilities and the public interest, immediate, suitable compensation will be made for losses.
A foreign capital committee was established to manage foreign investments. The committee accepts registrations of foreign investment. It supervises and researches the investments, and examines their feasibility and profitability as well.

Wood Products Industry and Trade of Wood Products
The annual round wood production in Nicaragua currently totals about 4 million m3, of which 90% of the production was fuelwood; and its quantity is increasing every year. This means that the so-called fuel revolution in the country after the civil war is delayed and the excessive cuttings of natural forest are presumably continuing. On the other hand, lumber is dominant in the sector of the industrial forest products. Once hardwood logs were mainly used for lumber production, but presently the production of softwood lumber such as Oocarpa pine lumber, has exceeded hardwood lumber production. Softwood products are used for materials of lightweight construction, molded board, furniture and general woodwork, while hardwood products for materials of the interior decoration such as door and window frames, general woodwork and furniture.
San Antonio sugar-manufacturing factory executes the noteworthy activities. They generate biomass electricity with the fuel of bagasse that is by-product of sugar manufacturing, and with Eucalyptus woodchip. The cost of the electric power generated by biomass is reportedly more economical than the one by fossil fuels. Therefore, the development of their operation is desirable. There are no statistics on pulp and paper industry sector. All domestic demand for pulp and paper is met by imports from the United States of America. The per-capita paper and paper board consumption a year is 3.1kg, which is about a 1.3% of Japan's consumption, and follows the lowest figure of Haiti in South and Central America.
In the forest products sector, lumber is the major product and has been exported to neighboring countries such as Honduras, El Salvador and Cuba, while plywood and particleboard are the greater part of the imported forest products.

Site conditions of Potential Commercial Projects
Chinandega province is located in the northwestern part of the Pacific coast region and occupies 482 thousands ha. Leon province, in the southeast part of Chinandega, has 545 thousands ha. A mountain range of volcanoes runs across in the center of these two provinces. Most the two provinces is down hillside and plains. There are many swamps in lowlands by the coast.
The soil type is volcanic ash soil from the mountainous to the plains area, immature Andosol in mountainous area and decomposed Andosol in the plain. It may be difficult to cultivate the land and to operate the plantation because the size of the grain of the sand or gravel and thickness of surface soil are different by area. It is well-drained land except in the lowlands but in some areas, surface erosion often occurs in heavy rains.
The climate of the plains in this region is subtropical wet or subtropical dry. Monthly mean temperature remains high throughout the year (25-29℃). Annual precipitation is 1,200-2,000mm and decreases in inland for north side and east side of Maribios mountains. There is little precipitation in five months from November to April, and precipitation also temporary decreases in July and August.
The potential sites for the commercial plantation are to be found in the areas suitable for agriculture or pasture. Cotton growing was popular in the agricultural and pastoral suitable lands when the reclamation started, but these lands were abandoned because of the global decrease of cotton demands. The cultivation of crops for exportation such as peanuts and sesame started recently from the roadside lands. The landowners are interested in commercial plantation because there is no difference on profit between crop cultivation and plantation.
The well-drained sites with gentle slopes in mountainous areas are suitable for plantations considering from topography, soil type and climate,.
The present state of land-use has not accurately been investigated. Since both provinces are located in the plains, agricultural and pastoral land seem to occupy 60% of the total land area, but it is said that about 40% of the agricultural land lies fallow.
Almost all land of the country is private land except natural forests which are national. Land owners are categorized into large, medium and small-scale farmers; and small-scale farmers who own less than 75ha of land hold a large majority (about 90%).

Present Status of Plantation Techniques
Since the Eucalyptus plantation in Nicaragua has been for fuelwood supply, the general plantation techniques that have been operated in other countries are introduced.
Use of agricultural machines such as tractors for soil preparation is common, since agriculture is the main industry in this area. The herbicide and fertilizer have not been usually used and seedlings have been produced in nurseries of regular scale.
It does not seem to be difficult to hire temporary workers because almost all inhabitants in this area are engaged in agriculture.
Regarding the cost for the plantation, it is reported that the direct expense is 430$US for manpower operations and 290$US for machine operations.

Environmental Issues
In Nicaragua, direct regulation system of the environmental issues has been adopted. Environmental laws and rules are established, and the execution is entrusted to various governmental organizations and judicial system. However, since the Nicaraguan exportation of agricultural products has mainly been mono-cultural crops, the important agricultural land has been exhausted and devastated.
On the Pacific coast where the soil is rich, soil crystallization, pollution and effluence are caused by over-use of agricultural chemicals damaging the water vein. Consequently, it caused erosion by wind and water, pollution of water resources and the spread of disease. The destruction of forests is a serious problem in the Northern and Central regions, and that caused not only erosion but also an increase in poverty accompanied with a decrease in land productivity. On the other hand, on the Caribbean coast, a long term decrease in land productivity is caused by the advance of agricultural boundary because of the depletion of resources in the Northern and Central regions, forest fires, forest destruction and improper management of environment.

Present Status and Problems of Infrastructure
The road system in Nicaragua is currently improving. There are roads of three lanes on a side in the suburbs of metropolitan areas, and some flood-damaged roads and bridges are under repair with overseas fund aid. The Pan American highway and major national highways are all paved roads of over 12m in width. There were railroads before. But being cut off by the civil war, they are not operational at present.
There are six ports, including small ports, on the coast of Pacific Ocean. Only Corinto port among them has 10m of water depth. Corinto port, the only natural port in Central America, is located near Chinandega area, Leon area and the boundary areas of Nicaragua, Honduras and El Salvador. This port has no height limit for arriving vessels. Pilots and tugboats are available 24 hours a day, and entry into the port is possible 365 days a year. The loading and unloading operations are performed 24 hours a day and 365 days a year because there are no labor unions and no strikes. Ship-loadings of bulk cargo, including woodchip and general cargo are to be done at an exclusive berth. This berth, which is a part of the main berth (610m long), is 370m long. The range of tide there is 3 m (14.85m at height tide and 11.85m at low tide), whereas the range of tide in Tokyo Bay is 2m. The size of the apron is about 48,000 m2 and the width of the channel is 366m. The maximum dead weight of the vessel, which have berthed there after the port opening, is 30,000t.

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